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2010年04月09日
田中浩也工学博士とのプロジェクトにて「PhotoWalker」を制作
photoWalkerは、東京大学・空間情報科学研究センターで開発された新しい画像技術”STAMP”(Spatio-Temporal Association with Multiple Photographs)を使った、仮想ウォークスルー・コンテンツサイトの仮の名称です。「写真のなかを歩く」「写真そのものが歩き出す」といった感覚から、このように呼んでいます。
近年、コンピュータ内にヴァーチャル・リアリティー(仮想現実)を構成する技術が普及していますが、そのなかに、写真だけを使って製作をするイメージ・ベースト・アプローチという手法があります。良く知られているものに、Apple社のQuickTime-VR(パノラマVR/オブジェクトVR)があります。この方式ですと、写真を切り替えながらの奥へ向かっての移動(ズームイン/アウトとは別)など、自由な移動表現ができない制約がありました。STAMPは、曖昧な空間の接合を許すという条件でこの問題を解決し、あらゆる移動表現を可能とする新しい技術です。
同作品は、シーグラフにて発表されました